◇ 「龢謌夷(わかえびす)」天明9年(1789) 狂歌・駒朝早、酒桶数有


宿屋飯盛の選による狂歌集。「龢謌夷」は、和歌の夷曲(いきょく)(狂歌)と若夷(若恵比須)の意味が込められている。若夷は、お正月に売り歩いた恵比須さまの像を刷った紙片で縁起物。
◆ 収蔵先 慶応大学図書館 大英博物館
◇ 「普賢像(ふげんぞう)」寛政2年(1790) 狂歌・酒桶数有、小袖裾長、駒朝早


頭光の選で、歌麿が挿絵を描いた絵入り狂歌本。桜を詠んだ狂歌94首を収め、歌麿が桜の名所を5図描いている。書名は、里桜の1品種の名称から。
◆ 収蔵先 慶応大学図書館 大英博物館
◇ 「春の色(絵本歌与美鳥)」寛政6年(1794) 狂歌・通用亭、川岸松蔭、三井堂数在、川舟棹長、九曜星丸、人真似成、楊南斎朝早
◇ 「晴天闘歌集」寛政8年(1796) 狂歌・住吉うら近、通用徳成、川岸松蔭
◆収蔵先 都立中央図書館(東京誌料本)
東京大学附属図書館
※ 狂歌師名(読み) 通用亭徳成(つうようていとくなり)、住吉浦近(すみよしのうらちか)、川岸松蔭(かわぎしのまつかげ)、川舟(船)棹長(かわふねのさおなが)(柏木亭棹長)、駒(楊南斎)朝早(こまのあさはや)、酒桶(三井堂)数在(有)(さけおけのかずあり)、小袖裾長(こそでのすそなが)、人真似成(ひとのまねなり)、九曜星丸(くようのほしまる)、田畑持麿(たはたのもちまろ)、紺屋安染(こんやのやすそめ)
※ 参考【「萩古枝」(1802年刊)に名前のある栃木の狂歌師】
紺屋安染、川岸松蔭、通用亭徳成、延寿館仲住、八重垣亭妻米、干鰯売人、西水軒樽守、筧竹麿、米谷月成、人数成(浅野秀剛氏の下野新聞連載より)
【岳亭春信(がくていはるのぶ)の版画「栃木連十番の内」4点に狂歌が入っている栃木の狂歌師】
通宝亭為保、通見舎花成、直山人、通湖亭月澄、通詞楼花守、通貢亭庫満、通齢舎(通冷舎改)盛永、通證軒言の葉、繁の屋、文迺屋歌宿
※岳亭春信は江戸時代後期の浮世絵師。生没年不詳。