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とちぎの歌麿、一目で(9)
【枕絵】

◇ 「会本妃多智男比(ひたちおび)」(墨摺半紙本3冊)寛政7年(1795)

会本妃多智男比(HP)
「それ恋ははかりにかける西瓜にて、出きる出きぬは目で知れるなり、といういは栃木のとくなりが名哥(歌)だ」(上巻)
「栃木の杉江の息子におめへを見せてへ、 砂糖団子を食うよふだと云うであらふ」(下巻)


◇「会本三女歌多智(みめかたち)」(墨摺小本3冊)寛政9年(1797)

会本三女歌多智(HP)
「栃木のたかひやうじやァねへが、さつきから紙をもんで待つていたよ」(上巻)
「俺も川ふねのさほながと云つちや、よつぽど此道の達人だ」(中巻)


◇ 「会本都功密那倍(つくまなべ)」(墨摺半紙本3冊)寛政10年(1798)

会本つくまなべ(HP)
「てめへもとちぎのさほながゝまらをくつちやァ俺がのは短くて食いたりめへ。あれは日本一まらのさおが長いから、そこでさおながと云」(上巻)


◇ 「会本多歌羅久良(たからぐら)」(色摺半紙本3冊、曲亭馬琴作、喜多川歌麿画)
寛政12年(1800)
會本多歌羅久良1
「おれも間男は今年ぎりでやめよふ 栃木のふる川を見るよふなものでうつかりすると一生やまねへ」(中巻)
(林美一氏の著書より引用)
[2012/01/24 09:50] | とちぎの歌麿一覧 | page top
とちぎの歌麿、一目で(8)
◇ 「龢謌夷(わかえびす)」
天明9年(1789) 狂歌・駒朝早、酒桶数有
#40866;謌夷1

#40866;謌夷2
宿屋飯盛の選による狂歌集。「龢謌夷」は、和歌の夷曲(いきょく)(狂歌)と若夷(若恵比須)の意味が込められている。若夷は、お正月に売り歩いた恵比須さまの像を刷った紙片で縁起物。
◆ 収蔵先 慶応大学図書館 大英博物館

◇ 「普賢像(ふげんぞう)」
寛政2年(1790) 狂歌・酒桶数有、小袖裾長、駒朝早
普賢像1

普賢像2
頭光の選で、歌麿が挿絵を描いた絵入り狂歌本。桜を詠んだ狂歌94首を収め、歌麿が桜の名所を5図描いている。書名は、里桜の1品種の名称から。

◆ 収蔵先 慶応大学図書館 大英博物館

◇ 「春の色(絵本歌与美鳥)」
寛政6年(1794) 狂歌・通用亭、川岸松蔭、三井堂数在、川舟棹長、九曜星丸、人真似成、楊南斎朝早 

◇ 「晴天闘歌集」
寛政8年(1796) 狂歌・住吉うら近、通用徳成、川岸松蔭
◆収蔵先 都立中央図書館(東京誌料本)
      東京大学附属図書館

※ 狂歌師名(読み) 通用亭徳成(つうようていとくなり)、住吉浦近(すみよしのうらちか)、川岸松蔭(かわぎしのまつかげ)、川舟(船)棹長(かわふねのさおなが)(柏木亭棹長)、駒(楊南斎)朝早(こまのあさはや)、酒桶(三井堂)数在(有)(さけおけのかずあり)、小袖裾長(こそでのすそなが)、人真似成(ひとのまねなり)、九曜星丸(くようのほしまる)、田畑持麿(たはたのもちまろ)、紺屋安染(こんやのやすそめ)

※ 参考
【「萩古枝」(1802年刊)に名前のある栃木の狂歌師】
 紺屋安染、川岸松蔭、通用亭徳成、延寿館仲住、八重垣亭妻米、干鰯売人、西水軒樽守、筧竹麿、米谷月成、人数成(浅野秀剛氏の下野新聞連載より) 
  
【岳亭春信(がくていはるのぶ)の版画「栃木連十番の内」4点に狂歌が入っている栃木の狂歌師】
 通宝亭為保、通見舎花成、直山人、通湖亭月澄、通詞楼花守、通貢亭庫満、通齢舎(通冷舎改)盛永、通證軒言の葉、繁の屋、文迺屋歌宿
※岳亭春信は江戸時代後期の浮世絵師。生没年不詳。

[2012/01/20 09:52] | とちぎの歌麿一覧 | page top
とちぎの歌麿、一目で(7)
【版本】

「絵本譬喩節(たとえのふし)」 (3卷3冊)
天明9年(1789) 駒朝早、小袖裾長、酒桶数有 
◆収蔵先 東北大学付属図書館 香川大学図書館



駒朝早(HP)
 ○水心あれば魚こゝろあり 下毛駒朝早
「水に心 魚にもこゝろ 有磯海(ありそうみ) それに網する  こゝろなき人」



小袖裾長(HP)
○河向の喧嘩 下毛栃木小袖裾長
 「花に吹 風によしのゝ 川向ひ 喧嘩にしても ちらさせはせじ」




酒桶数有(HP)
○犬の河端 下毛酒桶数有
「河端の 風に吹ちる 犬さくら 岸行船の ほへかゝるなり」




 

[2012/01/17 10:58] | とちぎの歌麿一覧 | page top
とちぎの歌麿、一目で(6)
◇ 「女万歳」
狂歌・川岸松蔭(HP)

 
寛政4〜5年(1794〜95) 勝川春潮との合作、狂歌・川岸松蔭 (桑楊庵も)
「いざはやせ みつのはじめの 三(みつ)蒲団(ぶとん) 松の太夫の口びやうし(拍子)にて」
 ◆収蔵先 日本浮世絵博物館
     大英博物館




狂歌入り十二カ月(HP)




◇ 「狂歌入風俗十二月(三月)」 

寛政4〜5年(1792〜93) 狂歌・通用徳成 
「雛祭 むすめ自慢の 重詰の たまごをむ(剥)ける 顔のうつくし」
◆収蔵先 ベルギー王立美術歴史博物館





◇ 「狂歌入風俗十二月(九月)」 

狂歌入り(九月)HP


寛政4〜5年(1792〜93) 狂歌・通用徳成 
「鞠(まり)に似て ちと面長な 十三夜 これ十五夜の つき直しかも」
◆収蔵先 プラハ国立美術館












◇「狂歌入風俗十二月(七月)」 
寛政4〜5年(1792〜93) 狂歌・通用徳成
◇「狂歌入風俗十二月」 
寛政4〜5年(1792〜93) 狂歌・川岸松蔭
◇「狂歌入風俗十二月」 
寛政4〜5年(1792〜93) 狂歌・川船棹長
◇「狂歌入風俗十二月」 
寛政4〜5年(1792〜93) 狂歌・駒朝早
◇「狂歌入風俗十二月」
寛政4〜5年(1792〜93) 狂歌・酒桶数在
◇遊女図シリーズ 大判8図中 
寛政4〜5年(1792〜93) 狂歌・通用亭徳成(2図)
◇遊女図シリーズ 大判8図中 
寛政4〜5年(1792〜93) 狂歌・酒桶数在
◇遊女図シリーズ 大判8図中
寛政4〜5年(1792〜93) 狂歌・川岸松蔭

[2012/01/11 15:55] | とちぎの歌麿一覧 | page top
とちぎの歌麿、一目で(5)
◇「扇(おうぎ)屋内(やうち)花(はな)扇(おうぎ)」
扇屋内花扇(HP)


寛政5年(1793) 狂歌・通用亭徳成
「仲の丁 はる日はことに いとまなし さくらかざしの 花扇とて」
 ◆収蔵先 太田記念美術館














◇「当時全盛美人揃 越前屋内唐士」
柏木亭棹長(HP)

寛政6年(1794) 狂歌・柏木亭棹長
 「きぬぎぬの 別れはをしき 三千里 もろこしの君 我朝の客」
◆収蔵先 東京国立博物館 






◇「角玉屋内春日野」 
角玉屋内春日野(HP)



寛政5〜6年(1793〜94) 狂歌・川岸松蔭 
「おしろいの 雪うるはしき 春日野へ わかな(若菜)つ(摘)まんと 駕籠(かご)いそ(急)ぐらん 栃木 川岸松蔭」
◆収蔵先 千葉市美術館 






[2012/01/05 10:08] | とちぎの歌麿一覧 | page top
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